VPNを使用してFIFAワールドカップの試合を視聴する方法

2022年11月、世界中のサッカーファンが待ちに待ったFIFAワールドカップカタール大会が開催されます。サッカーのワールドカップは、夏季オリンピック、ラグビーのワールドカップと並んで世界で最も規模が大きいスポーツの国際大会で、視聴者数だけでみると世界で最も観られています。4年に一度の本大会に出場できるのはわずか32ヶ国のみですが、出場権をかけた予選には200以上の国・地域が参加しており、多くの人の憧れの舞台でもあります。

世界中のサッカーファンにとってこの4年間は、非常に苦しかった時期ともいえます。2019年末からの世界的なコロナウイルスパンデミックの影響で、サッカーだけでなく、あらゆるスポーツの国際大会が延期または中止になりました。しかし、世界的にワクチンが普及しはじめた2021年後半から各国が動きを見せはじめ、今年に入ってからはほとんどの国で渡航制限が解除されるなど、回復の兆しを見せています。今回のFIFAワールドカップカタール大会も一時は開催自体が危ぶまれていましたが、このまま順調にいけば予定通り開催されるでしょう。

世界中で視聴されるFIFAワールドカップですが、放映権料の高騰によって誰もがテレビで視聴できる時代は終わりを告げようとしています。有料チャンネルと契約、もしくはスポーツバーを探し出して観るのが現実的でしょう。しかし、誰にも邪魔されずに自宅で視聴可能になる方法も実はあります。お使いのデバイスをVPNに接続することで、ワールドカップの試合を中継している国のサーバーへアクセスできるようになるので、試合視聴が可能になります。ただし、注意したいのは現在、市場に出ているVPN全てがワールドカップの試合を視聴するために適しているかどうかは不明で、膨大な時間をかけて1つ1つテストする必要があるでしょう。こちらの記事では、そんな無駄な手間を省くためにFIFAワールドカップの試合を視聴するために最適な5つのVPNを選び出しましたので、それぞれの機能とともにご紹介します。

FIFAワールドカップ2022カタール大会について

FIFAワールドカップは、サッカーの世界No.1を決める大会として、FIFA(国際サッカー連盟)が主催で4年に1度開催されています。

今回で22回目の開催となりますが、過去には私達日本人にも記憶に新しい日韓ワールドカップを含め17ヶ国で開催されており、近年は各大陸持ち回りで開催されています。今回の開催地はカタールということで中東初のワールドカップ開催となります。参加国数は、各大陸(アジア、欧州、アフリカ、オセアニア、北中米カリブ海、南米)予選を勝ち抜いた

32ヶ国で、2026年に開催予定のアメリカ、カナダ、メキシコ共同開催による北米大会ではさらに増え、48ヶ国になる予定です。

カタール国内の5都市8会場で、11月20日の開幕戦を皮切りに12月2日までグループリーグが行なわれ、各組上位2ヶ国の合計16ヶ国が決勝トーナメントに進出し、決勝は12月18日に行なわれる予定です。今大会の優勝争いは、これまでと同様にブラジルやドイツ、アルゼンチンあたりの強豪国を中心に盛り上がりを見せる事でしょう。一方で、今大会唯一の初出場国であるカタールも注目国の1つで、長年このワールドカップのために強化を続けてきました。開催国の威信をかけて決勝トーナメント進出を狙います。

FIFAワールドカップ2022に出場予定の日本代表の展望

FIFAワールドカップ2022カタール大会のアジア地区最終予選において、アジアのライバル達との出場権争いに苦しみながらも7大会連続のワールドカップ出場を果たした日本代表。

今回のカタール大会では、組み合わせ抽選の結果、ドイツ、コスタリカ、スペインという非常に厳しい組に入ることになりました。初のベスト8進出を目指す日本代表にとって、ワールドカップで最も重要なのは初戦と言われています。過去のワールドカップで各国の初戦とみても、決勝トーナメントに進出する国はどれも初戦で勝ち点を得ており、逆に初戦に負けてしまうと残り2試合で勝利が必要になってくるのでかなり厳しい状態に追い込まれてしまいます。前回大会のドイツがその典型的な例で、初戦で大方の予想に反してメキシコに敗れると、その雰囲気をずるずると引きずってしまい、結局はグループリーグ最下位で予選敗退となりました。なので今回の日本代表も初戦で何としてでも勝ち点1以上を取らなくてはいけません。

その日本代表の初戦は、大会4日目の11月23日にカリファ国際スタジアムでドイツ代表と対戦予定です。今大会の優勝候補の一角として知られているドイツですが、2大会連続で失態を犯すとは思えず、格下の日本代表を相手とはいえ、入念に準備をしてくるでしょう。しかし、現在のドイツ国内では、カタール大会における建設現場の労働者を酷使する問題に対して非難の声が大きく、これまでの大会よりは注目度は低いと言われています。そういった中でプレーする選手達が集中力を欠くというのは考えにくいですが、ほんの少しでも隙があれば、なんとかそこを突いていきたいところです。

日本代表の第2戦目は、11月27日にアフマドビンアリスタジアムでコスタリカ代表と対戦します。優勝候補のドイツとスペインに比べれば実力的に劣る相手ですが、決して侮れない相手です。日本代表にとって、このコスタリカ戦は絶対に勝たなくてはいけない試合ですが、それはコスタリカ代表も同じです。世界トップクラスのGKであるパリサンジェルマンのケイラー・ナバスを中心に決勝トーナメント進出を狙ってくるでしょう。

12月1日のグループリーグ第3戦目はスペイン代表と対戦予定です。こちらもドイツに負けず劣らず世界的なスター軍団で、今大会も2010年大会以来、2度目の優勝を狙ってくるでしょう。仮に日本代表が最初の2試合で勝ち点が2以下の場合は、このスペイン戦での勝利が必要になってくるので、とても重要になってきます。大方の予想通り、スペイン有利は揺るぎませんが、日本と似たチームなのでドイツよりかは対戦しやすいと言われています。昨年、開催された東京オリンピックの準決勝(1-0でスペインが勝利)での雪辱を果たしてほしいものです。

なお、日本代表の今後ですが、11月1日にメンバー発表、11月17日にカナダ代表と親善試合を行ない、本番に臨む予定となっています。9月の親善試合では、アメリカ代表(2-0)、エクアドル代表(0-0)とワールドカップ出場国を相手に着実に結果を残すなど順風満帆のようにみえますが、複数人の代表選手が怪我のため、出場が危ぶまれているのが唯一の懸念材料といえるでしょう。今大会は、前回大会よりも大会日程が短縮されたほか、コロナウイルスの影響を考慮して各国の登録メンバーが従来の23人から26人と3人に増えることになりました。このあたりの各選手の疲労を考慮した各国のベンチワークも注目していきたいところです。

VPNを利用してFIFAワールドカップの試合を観戦する方法

4年に1度の祭典であるワールドカップに対する世界各国のサッカーファンのモチベーションは非常に高いもので、それは日本でも同じことがいえ、なかにはワールドカップ期間中、睡眠時間を削って全試合観たという強者も存在するくらいです。しかし、ワールドカップの全試合を中継するという放送局はほとんどなく、それがサポーターの悩みの種となっています。特に注目の試合になればなるほど限られた地域でのみ視聴可能という場合が多く、その場合は自分がどこに滞在しているかによって、試合を観れるかどうか決まっています。試合の度に飛行機に乗って、国をまたいだ移動をするのは非現実的といえるでしょう。そこで、カギとなるのがVPNの存在です。VPNは、国や地域の制限を回避できる機能を兼ね備えており、例えば日本にいながらアメリカでしか放送されていない番組を視聴することもできます。VPNを使用することで自宅にいながら世界各国のワールドカップの放送局にアクセスし、試合を観戦することが可能になります。ただし、高レベルなVPNを選ばないと中継映像の遅延などが発生し、快適に試合観戦できない可能性もあるので、VPNを選ぶ際に入念なチェックが必要になります。VPNを選ぶ際には、費用はもちろんのこと、様々な機能に関して注意を払って確認するようにしましょう。

FIFAワールドカップ2022カタール大会の試合観戦に最適なVPN5選

サイバー犯罪などが増えてきた現代において、VPNサービスを提供するプロバイダーは年々増加しており、もはやどのVPNが信頼できるか個人で選ぶのは非常に難しくなっています。こちらではFIFAワールドカップの試合観戦をするために必要な機能を兼ね備えた5つのVPNを紹介します。ワールドカップの試合を観るためのVPNを選ぶ際の参考にしてみましょう。

ExpressVPN

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主な特徴

  • ストリーミングサイトへの無制限のアクセス
  • 最大5つの同時接続をサポート
  • ミリタリーグレードの256ビット暗号化
  • ログなしポリシー

FIFAワールドカップ2022カタール大会の試合観戦に最も適しているVPNはExpressVPNです。世界94ヶ国の160拠点に3000台以上のサーバーを保持しているので、VPN業界で最も速度が速く、遅延などが発生しにくいと言われています。ワールドカップの試合を観る際に重要となる地域的な制限を解除する事に関しても長けており、加えて256ビットAES暗号化や厳格なノーログポリシーなど一般的なセキュリティ機能は全て兼ね備えているのも安心材料の1つです。そして、初めて利用する際に返金保証期間が30日間もあるのでまずはお手軽に試してみると良いでしょう。

NordVPN

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主な特徴

  • 高速接続速度
  • 30日間の返金保証
  • プレミアム暗号化機能
  • 自動キルスイッチ

ExpressVPNと並んで知名度の高いNordVPNもワールドカップの試合を観るのに適しているVPNといえます。同業界の中でも最高レベルのセキュリティ機能を兼ね備えているだけでなく、世界58ヶ国に合計5342台ものサーバーを抱えていることも長年多くのユーザーに愛されている理由の一つです。また、支払い方法で暗号通貨が利用できるのも大きな魅力の1つで、専用IPアドレスが使用可能なのもユーザーにとって嬉しい限りです。

Surfshark

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主な特徴

  • 手頃な価格設定
  • 無制限のデバイス接続
  • 厳格なノーログポリシー
  • 自動キルスイッチ

今回紹介するワールドカップの試合観戦向けに適している5つのVPNの中で最安値(月額2.09ユーロ)なのがSurfSharkです。世界61ヶ国にサーバーを置いており、これは上記で紹介したExpressVPNやNordVPNと遜色ないほどの数といえます。加えて、自動キルスイッチなど様々なセキュリティ機能も兼ね備えているので、何も気にせずに試合に集中できるでしょう。デバイスの同時接続数が無制限なので大人数での観戦にも適しています。

IPVanish

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主な特徴

  • 帯域幅の上限なし
  • ワンクリック接続
  • Windows、Mac、Linux、Chrome、iOS、Androidでサポートされています
  • 100台以上のサーバー

IPVanishは、帯域幅の上限がなく、自社サーバーがあることで安定した速度が出るので、ワールドカップの試合観戦に最適のVPNといえます。40000以上の共有IPもあり、月額費用も長期契約の場合は2.62ドルと業界最安値レベルなのもユーザーを惹きつける理由の一つでもあります。また、MacやWindows、Linux、Chrome OS、iOS、Androidなど様々なプラットフォームにも対応しているのも安心材料です。

Private Internet Access

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主な特徴

  • 25ヶ国に3000以上のサーバーを設置
  • 完全に非公開で閲覧
  • IPクローキングを許可

安全面で心配な方にとって、おすすめしたいのはPrivate Internet Accessです。軍用レベルの暗号化を使用しており、閲覧情報は完全に非公開なので、情報が漏洩する心配はありません。また、速度制限がなく、ワールドカップの試合観戦に適しているといえます。最大10台までのデバイスに同時接続可能なので、大人数で集まっての観戦には最適でしょう。

まとめ

世界中が注目するFIFAワールドカップ2022カタール大会開幕までもう少しとなりました。今回は人類が、コロナウイルスパンデミックからの回復という意味でもこれまで以上に価値のある大会になるでしょう。そんな歴史に残る大会を現地に行けなくてもテレビやインターネットを通して誰もが体感したいと思うはず。そのためにも今回紹介した5つのVPNを使用することで、地域制限によって試合観戦できないもどかしさやストレスを抱えることなく、思う存分楽しむことができるようになります。また、ブラジル代表ネイマールやポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウド、そしてアルゼンチン代表リオネル・メッシなどのスター選手は年齢的にもワールドカップで観れるのは今大会がラストチャンスかもしれません。日本代表の活躍はもちろんですが、世界のサッカー史に名を残した彼らのプレーを目に焼き付けるためにも、上記で紹介した最適なVPNを試してみるなど、事前に準備しておくことをおすすめします。

よくある質問

FIFAワールドカップの期間はいつからいつまでですか?

11月20日から12月18日まで行われる予定です。

日本代表のワールドカップでの試合日程は?

11月23日にドイツ代表戦、11月27日にコスタリカ代表戦、12月1日スペイン代表戦です。

VPNを使用することで試合観戦できるようになるのはなぜですか?

VPNプロバイダーが保持している各国のサーバーに接続することで、IPアドレスがあたかもそのサーバーがある国にいるように見せかけることが可能になり、その国限定で放送している試合を視聴できるようになります。

FIFAワールドカップ2022カタール大会の試合を観戦するためにはどのVPNが最適ですか?

速度面でも、セキュリティ面でも、総合的に機能を兼ね備えているExpressVPNがおすすめです。